俗物図鑑

俗物図鑑

1982年制作の日本映画です。

梁山泊プロは、変わった分野の評論家集団である。
ある日、享介、礼子、浪夫、峰子などがいる部屋の天井裏から一人の男が落ちてきる。
その男は覗き見のあらゆる装備を持っており、警察に突き出されると思いきや、なんと出歯亀評論家として、梁山泊プロへ所属することになるのだった。

原作は、筒井康隆の小説です。

あの奇妙・奇天烈な物語が実写化されたまぼろしの名作です。
また、出演陣も、南伸坊,山城新伍,山本晋也,大林宣彦,朝比奈順子などと豪華です。

この物語、いろいろな変わった評論家が登場しますが、中でも面白いのが「皮膚病評論」と「反吐評論家」です。
両方ともに気持ち悪いのですが、その気持ち悪さが素直に映像で表現されていますね。
特に山城新伍の演技が素晴らしい。

それと個人的に一押しなのが「性病評論家」です。
ありとあらゆる性病を自己の体に保有して、男に復讐を果たすという設定もいいです。
美人女医である歌川華子役の朝比奈順子が、妙に色っぽいです。

また、後半、梁山泊プロは、主婦連、俗悪番組追放同盟、全国PTA協議会などからヤリ玉にあげられます。
抗議に来た各団体の代表者である三人の女性(おばさんです。)たちが、「麻薬評論家」が用意した薬によって、ラリってしまう場面が秀逸です。
裸になってワイセツな言葉をまきちらし、とうとう、窓から裸のお尻を出して、フリフリダンスする場面には、思わず凄いと感心してしまいます。

まあ、この手の物語、ラストはハチャメチャですが、女は強いと改めて感心させられます。

古い映画ですが、一見の価値があると思います。

評価 9

Author: balkan

素人プログラマー Windows用ゲームソフトの開発