ヒトラーの贋札

ヒトラーの贋札

2007年公開のドイツ・オーストリア共同制作の映画です。

第二次世界大戦中、ドイツが画策した紙幣贋造事件「ベルンハルト作戦」に関わった、ユダヤ人の印刷工アドルフ・ブルガーの証言にもとづいて制作された物語です。

カジノに入ったサロモン・ソロヴィッチ(カール・マルコヴィックス)は、巨額のドル紙幣を貸し金庫に預け、ゲームを始める。
ゲームに勝ったソロヴィッチは娼婦と一夜を共にする。
裸になったソロヴィッチの腕には、ある数字が刻まれていた。
それは、アウシュヴィッツ収容所の囚人番号だった・・・。

ナチス・ドイツが軍事作戦として画策した国家規模の紙幣贋造に従事するソロヴィッチ。
完璧な贋札を作ることで自分や仲間たちの命が保証される状況下、失敗は許されません。
同じ収容所内でも薄い壁を隔てた内と外では雲泥の違いがあり、それがより一層ソロヴィッチたちの運命の過酷さを物語っています。

ただ、贋札作りの技術的な描写が少ないため、贋札が成功するか、失敗するかといった緊迫感に欠けるところがあります。

最後にカジノでメチャクチャに賭けるソロヴィッチ。
その脳裏には、死んでいった仲間たちや自分の運命を思い浮かべていたのではないのでしょうか。

重いテーマでしたが、なかなかの見応えがありました。

一人で、静かに観たい映画ですね。

評価 7

Author: balkan

素人プログラマー Windows用ゲームソフトの開発