K-19

K-19

2002年公開のアメリカ映画です。

アメリカとソ連の冷戦下の時代、ソ連の原子力潜水艦 K-19 がミサイル発射訓練に出発する。
だが、ミサイルの発射には成功したものの、突如、原子炉の冷却装置が故障してしまう。

原子炉のメルトダウンも考えられる危機的状況のなか、アレクセイ・ボストリコフ艦長(ハリソン・フォード)は米・ソの核戦争という最悪の事態から祖国を守ろうと強く決意する。

また、搭乗員たちは自分の命もかえりみず、冷却装置を修理するために放射能で汚染された原子炉へと入っていくのだった・・・。

 

この映画を観て、あらためて東日本大震災での原発事故の様子を思い出しました。
潜水艦の搭乗員たちの姿が、命をかけて原発事故に対処した人々たちの姿と重なります。
ほんとに彼らはヒーローですね。

艦長は、乗務員の命か、米・ソの戦争か、究極の決断を迫られます。
やはり、リーダーというものは、一時のことだけはなく、先を見通せる深い見識が不可欠ですね。
また、心情に捉われずに非情な命令を下すことも必要です。
そういう点で、この艦長の決断は立派だったと思います。

それと、元艦長のミハイル・ポレーニン副長(リーアム・ニーソン)もなかなかの人物ですね。
自分が艦長に取って代わることもできたのに、それは間違えだとプライドにかけて拒否します。
なかなかできることではありません。

それとは対照的に腹が立つのがソ連司令部の連中ですね。
原子力潜水艦なのに正規の部品も使っていない。
また、万が一の事故に備えた放射能防御服も配備されていない。
ホントに危機管理意識を疑ってしまいます。

やっと味方の潜水艦が救助に来たというのに、放射能汚染を恐れてか、搭乗員は避難させてはいけないと命令を出します。
最低な司令部ですね。

もちろんアメリカが作った映画だから、このような展開になっているのかもしれませんが、そんな重大な事故が隠されていたこと自体が異常だったと思います。

映画作品としても、非常に緊迫感があり、また放射能の恐ろしさ、それに立ち向かう搭乗員の様子などがよく表現されており、見ごたえのある物語になっていると思います。

評価 8

Author: balkan

素人プログラマー Windows用ゲームソフトの開発