七瀬ふたたび

七瀬ふたたび

2010年公開の日本映画です。

原作は筒井康隆の小説で「筒井康隆作家生活50周年記念映画」として制作されました。

人の心を読むことができる特殊能力「テレパス」を持つ少女・火田七瀬(芦名星)は、マカオで知り合った真弓瑠璃(前田愛)と一緒に日本へ帰国するが、空港で何者かの邪悪な敵意を感じ取る。
何とか難を逃れた七瀬のもとに、彼女のことを陰で見守る予知能力者の岩淵了(田中圭)から「気をつけろ。水族館に勤める友達を訪ねろ。」と警告の電話が入る。
七瀬は了の言うとおり、水族館に勤める友達でタイムトラベラーの漁藤子(佐藤江梨子)を訪ねる。

ところが、ホテルに戻った七瀬と瑠璃は、敵の待ち伏せに遭い、瑠璃は七瀬の身代わりとなって射殺されてしまう。
七瀬は犠牲になった瑠璃を救うために、藤子に時間を戻してもらうように頼む。
藤子の能力により、時間を遡り、射殺される前の時間に戻った七瀬は、瑠璃と別れ、同じテレパスの能力を持つ少年・ノリオ(今井悠貴)とテレキネシスの能力を持つヘンリー(ダンテ・カーヴァー)と行動を共にする。

だが、愛する了が敵に殺されたことを切っ掛けに、七瀬は敵と対決することを決意するのだった。

 

昔、原作を読んだことがありましたが、この作品のようなエピソードがあったかどうか、ほとんど覚えていません。
ですが、かなり面白かったという印象は残っています。

ですが、この映画は正直ちょっと残念な出来でした。

敵対者との攻防を描くストーリーではなく、七瀬が家政婦の仕事をしていた時代のエピソードを中心に描いた作品だったら良かったと思います。
七瀬の能力で、隠された本心を読んでしまうことで生じる家族の亀裂や、自分の能力を人に悟られることが不安になる七瀬の葛藤などの描写が欲しいところです。

確か、1979年頃の「NHK少年ドラマ」シリーズで、「七瀬ふたたび」が放送されていたと思いますが、その印象が強く残っています。
個人的には、こちらの方がお薦めだと思いますが、今ではもう映像の入手は困難なのではないかと思います。

そのときの七瀬がとても美しく、強く魅かれたような記憶があります。

評価 5

Author: balkan

素人プログラマー Windows用ゲームソフトの開発