日本以外全部沈没

日本以外全部沈没

2006年公開の日本映画です。

原作は、小松左京の長編小説「日本沈没」をパロディ化した、筒井康隆の短編小説です。

大規模な地殻変動により、アメリカ大陸をはじめとして、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストリア大陸などが次々と海中に沈んでしまう。
そして最後に唯一残ったのが日本列島だった。

住む場所を失った様々な外国人が日本へと非難してくる。
そのため、日本政府は絶対的な権力を手に入れることになる。

だが、日本の人口が5倍となり、食料の調達もままならないようになる。
最初は優遇されていた有名外国人スターたちも、徐々に冷遇されていくようになる。
そして、街には多数の外国人ホームレスがあふれていくのだった。

いったい人類の運命はどなってしまうのだろうか・・・。

 

とても面白い映画でした。
筒井康隆ワールドを見事に表現しています。
また、当時の世界情勢など国際的な風刺がよく効いている作品です。

驚いたのが最後にテロを企てる某国首脳の登場シーンです。
そう来るか!と思わず納得してしまいました。

でも、ただ単に面白さのみを追求したパロディ映画ではなく、いろいろな問題提起もしています。

古賀明子(土肥美緒)が生まれてくる子供のために読んでいた童話の話や最後までプライドを持ち続けたオスカー俳優・ジェリーと日本人の夫と別れてまでジェリーに寄り添っていく外国人妻・キャサリンの話などには感動します。
そして、同時に深く考えさせられてしまいます。

こういうとき男性はダメですね。
外国人メイドなどを雇って、浮かれているばかりです。
異常時の場合は、古賀明子やジェリーのように女性の方が男性よりしっかりしているように思います。
(実感として実生活でもそうだと思います。)
特に土肥美緒が演じていた古賀明子は良かったですね。

また、このハチャメチャなストーリーの最後はいったいどうなることだろうかと期待(心配?)していましたが、とてもうまくまとめられていました。

ラストシーンは、欲求不満も残らず、ハッピーエンド?だったと思います。

評価 8

Author: balkan

素人プログラマー Windows用ゲームソフトの開発